ロナウドはどうなる?「古巣復帰が大失敗になった超スター5名」

今夏のマーケットでマンチェスター・ユナイテッドを再び退団するのではないかと伝えられてきたクリスティアーノ・ロナウド。

なかなか移籍先が見つからない状況となっているものの、代理人が積極的に売り込みを行っているという。かつての英雄がクラブと対立する状況となっているのは、ファンから見ても心苦しいものだが…。

今回は『Football Faithful』から「古巣への復帰がうまくいかなかったスター選手5名」をご紹介する。

アンドリー・シェフチェンコ

復帰したクラブ:ミラン

「ウクライナの矢」と呼ばれた名ストライカーのシェフチェンコ。ディナモ・キエフで大ブレイクし、全盛期はACミランで活躍。グンナー・ノルダールに次ぐ175ゴールを決め、黄金期のセリエAで多くのタイトルを獲得した。

2004年にバロンドールを受賞するなどキャリアの頂点を極めた彼は、プレミアリーグのチェルシーへの移籍を決断。3100万ポンドもの移籍金が動いた取引だったが、シェフチェンコはそこでの2年でわずか9ゴールしか決められなかった。

そして2008-09シーズンにミランへとローンで復帰したものの、かつての名ストライカーの面影はなかった。リーグ戦では1点も決められず、ミランの側から返却されてしまった。

ジョー・コール

復帰したクラブ:ウェストハム

2000年代にはイングランド最高の天才アタッカーとして知られたジョー・コール。ストリートで磨いたサッカースキルを持った、まさに英国らしくない異端の選手として大きな人気を誇った。ウェストハムの下部組織から昇格し、若くして見事な活躍を見せたことで有名だ。

その後ロンドンに移籍してチェルシーでプレーするも、そこでのキャリアにおいて深刻な膝の怪我に悩まされるようになり、ゆっくりと衰退の道へ…。リヴァプールとリールでプレーした後、2012年に育ったウェストハムへと戻った。

しかしながら、ウェストハムのクラブやファンが崇拝するレジェンドは、かつてのような力を見せられず。魔法のようなテクニックはもはや失われてしまっていた。

カカ

復帰したクラブ:ミラン

クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシが台頭するまで、カカは地球上で最も優れたアタッカーとして評価されるスーパースターだった。2007年にはミランでチャンピオンズリーグ優勝に貢献し、その圧倒的なドリブルでの推進力には誰もが魅了された。

そして2年後、彼はレアル・マドリーへと引き抜かれることに。クリスティアーノ・ロナウドやシャビ・アロンソ、カリム・ベンゼマらとともに大型補強の一人となったが…彼はスペインで怪我に苦しんだ。

そして2013年にミランへと戻るも、以前のようなキレが失われてしまっており、セリエAで再び輝きを見せることはできなかった。1年プレーした後、MLSに参入したばかりのオーランド・シティへと移籍している。

ポール・ポグバ

復帰したクラブ:マンチェスター・ユナイテッド

マンチェスター・ユナイテッドの下部組織で育成されていたポール・ポグバ。リザーブでは圧倒的な結果を残していたが、トップチームでの出番が与えられなかったことからフリーで退団し、ユヴェントスへと移籍していった。

そしてイタリアでは4シーズンに渡って大活躍。すぐにセリエAのプレーに馴染み、攻守に渡る幅広い貢献、あっと驚くようなアイデア、高い身体能力…と現代サッカーにおけるパーフェクトな存在になっていた。

そして満を持して彼は古巣マンチェスター・ユナイテッドに買い戻され、イングランド・プレミアリーグでのリベンジを志すも…残念ながらその6シーズンは限定的な成功しかもたらさなかった。今季ユヴェントスへと戻っている。

ロメル・ルカク

復帰したクラブ:チェルシー

ロメル・ルカクのチェルシー復帰は、昨年クラブに変革をもたらす可能性があるビッグディールであると見做された。トーマス・トゥヘル監督の下でチャンピオンズリーグを制覇したばかりのクラブは、インテルで30ゴールを決めたルカクの復帰に湧いたが…。

テレビゲームであればこれが機能するのだろうが、現実ではやはり違った。ルカクは慣れ親しんでいるはずのプレミアリーグでなかなか期待に応えられずに苦しみ、インタビューでインテルへの愛を語ってしまったことでファンからも批判を受けることに…。

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今夏は再びインテルへとローン移籍で復帰することになった。果たして彼の今シーズンはどうなるのか…。

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