来季のロンドン開催が決定! カブス対カージナルスのライバル対決

日本時間8月5日、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は、来年6月24~25日(現地時間)の2日間、「MLBロンドン・シリーズ」と題してイギリスのロンドン・スタジアムでカブス対カージナルスのライバル対決を2試合開催することを発表した。ロンドンでは2019年6月に史上初の公式戦としてレッドソックス対ヤンキースの試合が開催され、翌年にカブス対カージナルスの試合が開催される予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で中止となっていた。

カブスとカージナルスは現在、セントルイスのブッシュ・スタジアムで3連戦を戦っているが、それぞれ過去にアメリカ国外での公式戦を経験したことがある。カブスは2000年の開幕シリーズを東京ドーム(対メッツ)で戦い、2003年にはプエルトリコのサンフアンでエクスポズ(現ナショナルズ)と3試合対戦した。一方のカージナルスは、2019年にメキシコのモンテレイでレッズと2試合対戦している。

「MLBロンドン・シリーズ」の試合は、2012年の夏季五輪のために建設され、サッカーの試合開催時には約6万人を収容するロンドン・スタジアムを舞台として行われる。両翼101メートル、センターまで117メートル、フェンスの高さ4.9メートルのこの球場は、2019年にヤンキースがレッドソックスとの2試合に17対13と12対8で勝利し、2試合とも壮絶な打撃戦となったことにより、打者有利な環境であることが証明された。この2試合は、それぞれ5万9659人、5万9059人の観客を集めた。

2023年の「MLBロンドン・シリーズ」は、メジャーリーグのチームとスター選手を世界中のファンに紹介する「MLBワールド・ツアー」の一環として行われる。「MLBワールド・ツアー」は過去最大の海外開催計画となっており、2026年までにアジア、メキシコ、ラテンアメリカ、ヨーロッパで公式戦24試合とエキシビション・ゲーム16試合の開催が予定されている。

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