【4日】長崎県内、最多2724人コロナ感染 最大時病床78増 自宅療養2万人超

左から 新型コロナウイルス感染者の入院状況(3日午後7時現在)、4日発表の市町別感染者数

 長崎県などは4日、県内20市町で過去最多となる2724人の新型コロナウイルス感染者を確認し、療養中の2人が死亡したと発表した。県は同日から、最大時(緊急時レベル2)の確保病床数について、これまでの570床(45施設)から78床増の648床(69施設)に見直した。
 4日公表(3日午後7時時点)の病床使用率は48.1%。自宅療養者は初めて2万人を超え、入院、宿泊、施設を加えた療養者の総数は2万1214人。県民の1.7%が療養中だったことになる。県は同日、医療圏の病床確保のフェーズについて長崎、佐世保・県北、県南を「緊急時レベル1」から「同レベル2」、壱岐を「2」から「4」に引き上げた。
 県によると、死亡日は2日と3日。2人の年齢や居住地は非公表としている。クラスター(感染者集団)の発表はなかった。年代別では30代が最多430人(15.8%)。40代15.3%、10歳未満14.4%と続いた。重症化リスクが高いとされる60歳以上は476人(17.5%)だった。
 佐世保市は、米海軍佐世保基地で3日に新たに基地関係者(軍人、軍属ら)4人の感染を確認したと発表した。


© 株式会社長崎新聞社