福井県で主要道路の通行止め相次ぎ嶺北と嶺南が分断状態 8月7日午後、北陸道や国道8号で規制続く

土砂が堆積し通行できなくなった国道365号=8月5日午前9時35分ごろ、福井県南越前町板取

 福井県の嶺北地方と嶺南地方を結ぶ主要道が8月5日午前、いずれも通行止めになり両地方が分断された。7日正午に国道8号の一部区間で規制が解除されたものの寸断状態は続いている。⇒国道8号の通行止め解除の見通しは

 北陸自動車道は7日午後2時時点で、土砂災害の復旧作業や安全確認ため上り線の武生IC(福井県越前市)~敦賀IC(同敦賀市)、下り線の敦賀IC~今庄IC(同南越前町)で通行止めが続いている。

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 また、福井河川国道事務所は5日午前10時半、南越前町大谷で斜面崩落が発生したため、国道8号の越前市白崎交差点~敦賀市余座交差点と、越前市白崎交差点~敦賀市新港口交差点を全面通行止めとした。7日正午には一部区間の規制を解除し、通行止めは南越前町桜橋交差点-敦賀市大比田交差点(9.4キロ)に短縮した。

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 もう1本の国道365号は、福井県丹南土木事務所が5日午前10時半、国道365号の南越前町合波~同町大門を路面冠水のため、全面通行止めとした。7日現在で規制は解消されていない。

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