新潟市中央区の女性が現金約2,300万円を騙しとられる架空料金請求詐欺が発生、介護施設運営者や弁護士を騙り現金を送付させる

新潟警察署

新潟警察署は5日までに、新潟市中央区在住の女性(70歳代)より特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害の届出を受理し、捜査を開始した。

新潟警察署によると6月9日10時ころ、女性の自宅固定電話に建設会社を名乗る男から、「介護施設の入居予定者にあなたの名前がある」「施設に入りたい人がいるので権利を譲ってほしい」などと電話があり、これを承諾した。

その後、施設運営者や弁護士を名乗る男から、「名義貸しは犯罪です。警察に捕まります」「犯罪の発覚を防ぐため」「資産の差し押さえを防ぐため」などと繰り返し言われ、指定された銀行口座への振り込みと、宅配便での現金送付により、合計14回にわたり約2,300万円を送金して騙し取られた。

新潟警察署は「特殊詐欺には、宅配便を利用した手口もある。介護施設や老人ホームの入居権の売買の話や、その後に弁護士が登場してくるという手口は特殊詐欺なので、そのようなケースに気付いたときは、家族や警察に相談して欲しい」と呼び掛けている。

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