香川・豊島産廃処理事業 県が不法投棄現場の「整地工事」の図面を明らかに

香川県豊島の産業廃棄物の処理事業で、県は2022年10月から行う予定の不法投棄現場の「整地工事」の図面を明らかにしました。

技術の専門家らで作る「関連施設の撤去等検討会」が5日午前、オンライン形式で開かれ、香川県側が整地後の図面を示しました。

豊島の産廃投棄現場は、県が整地を行い、地下水の浄化作業で環境基準を満たしたことが確認された後に豊島の3つの自治会に引き渡すことになっています。

整地案では自然浄化対策として雨水の地下浸透が重要だとして現場に緩やかな傾斜をつけて雨水が溜まる機能を持たせるなどとしています。また、海水の浸入を防ぐための堰堤は残します。

検討会の委員からは雨水を逃がすための導水管は引き渡しの際に残したほうがいいのではないかといった意見が出ました。

整地の計画は、8月9日の処理協議会で県と豊島住民会議が協議して正式に合意する予定です。

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