貸切クルーズで行く 昭和の面影を残す佃島散策と月島のもんじゃ 8月の東京水辺ライン

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は水上バスによる周遊と様々な企画を組み合わせた8月のイベント便『佃島散策と「もんじゃ」の昼食』についてや、東京の伝統工芸品の特別企画「職人のいぶき」で昭和35年に創業した洋傘専門店「モンブラン」の東京洋傘を紹介したしました。

◆東京水辺ライン 8月のイベント便 "佃島散策と「もんじゃ」の昼食”

東京水辺ラインでは、8月のイベント便の参加者を募集しています。

8月のイベント便は、8月23日(火)と24日(水)に、「貸切クルーズ 昭和の面影を残す佃島散策と『もんじゃ』の昼食」が行われます。

東京水辺ライン両国リバーセンターに、午前9時35分までに集合し、受け付けを済ませてください。

両国リバーセンターから聖路加ガーデン前までの貸切クルーズを楽しみ、ガイドの案内で佃島散策をして、お昼は、「わらしべ弐番街店」で、もんじゃを堪能します。

対象は、中学生以上2人からで、参加費は4,500円。
定員は、どちらも40人です。

参加を希望する人は、往復はがきに必要事項を記入して、8月12日(金)必着でお申し込みください。

詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/07/13/02.html
https://www.qrtranslator.com/0000005757/000024

◆特別企画「職人のいぶき」 #8 東京洋傘

東京の伝統工芸品を隔週で紹介する特別企画「職人のいぶき」。
今回は、雨の日がちょっと楽しみになる、「東京洋傘」です。

雨の日に見上げれば、そこにはまるでアートのように広がる、華やかな柄。
江戸時代に渡来した洋傘は、高度な縫製技術を採り入れることで、日本独自の工芸品として発展してきました。
その繊細な技巧からは、職人たちの息遣いが聞こえてきます。

昭和35年に創業した洋傘専門店、「モンブラン」。
この工房で、伝統を今に伝えるのが、24年目の東京洋傘職人、山口君枝さん。

(山口君枝さん)「東京洋傘っていうのは、日本製ということにもちょっとこだわっているんですが、傘が仕上がったときのフォルムの良さですね。見た目のバランスとかがきれいなものを求めているというのが特徴です」

骨組みや生地は、それぞれ専門の職人が分業で作り、それを、洋傘職人の山口さんが、1本の傘へ仕立て上げます。

(山口君枝さん)「まずは、生地を断つ。生地を切ることを『断ち』というんですが、これが職人の命といえるぐらい。既製のものではなく、自分たちで作った型を利用する。包丁の当て方というのは、それぞれ違うので、自分がいいなって思うまでは、自分で(型を)調整するということをしていますね」

目に見えないほどのわずかな誤差が、仕上がりの美しさを左右する、重要な作業。手に馴染んだ型を使い、丁寧に裁断していきます。

(山口君枝さん)「生地は、てっぺんから縫うと、フォルムの良さがでます」

三角形の生地を、頂点から縫い合わせることで、ヨレのない、理想的なフォルムとなり、柄の美しさを、一層、際立たせます。熟練の技術が求められる作業です。

丁寧に繋ぎ合わせた生地を、骨組みに被せるように固定し、完成。その仕上がりは…。

(山口君枝さん)「生地もしっかりしていて、本当に、丁寧に使っていただければ、20年~30年、使っていただける。そんな品物で、若い人たちにも手にとって触ってもらって、さしてもらえれば、多分、良さをわかってもらえると思いますんで。今回、作った、折りたたみ傘とかですね、柄のデザインとかでも、若い人がさしていただける傘などを作っていますので、使っていただきたいなと思います」

外に出かけるのが楽しくなる、「洋傘」。そこには、職人のいぶきが感じられます。

山口さんが手がけた折り畳み傘は、今年5月に開催された、東京手仕事プロジェクト商品発表会にて、「東京都知事賞」を受賞しました。

関連リンク
https://tokyoteshigoto.tokyo/product/monpluie-bouge
https://tokyoteshigoto.tokyo/news/220524-3

<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:杉浦みずき、白戸ゆめの
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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