新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は5日、男女9人の死亡と、新たに10歳未満~100歳以上の男女計5640人の感染が確認されたと発表した。重症3人、中等症12人、軽症5614人、無症状1人で、10人の症状が分かっていない。
市によると、亡くなった9人のうち5人は、クラスター(感染者集団)が発生した市内施設の入居者や入院患者。
そのうち3人は別々の有料老人ホームに入居していた。
中区の90代女性は7月31日に陽性が判明。8月2日に新型コロナによる肺炎で亡くなった。
保土ケ谷区の90代女性は7月29日に陽性が判明。8月4日に新型コロナで亡くなった。
南区の100歳代男性は7月26日に陽性が判明。8月4日に心不全で亡くなった。
金沢区の病院に入院していた同区の70代女性は7月31日に陽性が判明。8月4日に大腸がんで亡くなった。同病院でこのクラスターによる死者は2人目。
介護老人保健施設に入居していた80代男性は家族の同意が得られず、市は詳細を公表していない。
港南区の80代男性は1日に意識状態が低下し、市内の病院に救急搬送。陽性が判明し、同日亡くなった。死因は調査中という。
金沢区の70代女性は7月31日に大動脈解離で市内の病院に入院。同日、陽性が判明。8月3日に大動脈解離で亡くなった。
80代女性は家族の同意が得られず、市は詳細を公表していない。
また、1人は家族の同意が得られず、年代、性別も含めて詳細を公表していない。
新規感染者の年代別では50代が825人で最多。20代803人、40代798人、30代742人、10歳未満711人、10代567人、60代443人、70代405人、80代239人、90代100人、100歳以上7人の順だった。
市内の新規クラスターは15件。有料老人ホーム4施設、介護老人保健施設3施設などで5~22人に感染が確認され、市がそれぞれクラスターと認定した。