林翔太主演, 七木奏音, 彩乃かなみ, G-Rockets 出演 海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド2022』〜海からの2000年後のおくりもの〜

昨年8月好評を博した初演から、さらなる進化を遂げ、「海のSDGsプロジェクト 海の音楽劇 『プリンス・オブ・マーメイド2022』~海からの2000年後のおくりもの~」として、2022年版が開幕。主演のカイ役を演じる林翔太は、今回も人魚のプリンスを演じる。本作は、「人魚の王子」と「伝説の国の王女」の愛と冒険の物語を通して「海と人との共生」を描く。

林翔太のほか、ヒロインのルナ役には、『美少女戦士セーラームーン』シリーズでセーラーマーズ役を演じ話題を呼んだ七木奏音、『アナと雪の女王』でハンス王子役を務め、歌唱力に定評のある津田英佑が海賊王バッカーナ役を続投。そのほか、2022年公演の新キャストとして、海の魔女セイレーン役には、元宝塚歌劇団エトワールを数多く務めた美声の持ち主である彩乃かなみが、海の道先案内人であるベニクラゲ役には、2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の13人のひとり安達盛長役に抜擢された 野添義弘を迎える。
脚本は、映画ドラえもんシリーズの他、アニメ・ドラマ・舞台など幅広いジャンルで活躍する清水東と、絵本『にんぎょのおうじ』 をはじめ絵本作家・ビジュアルディレクターとして活躍するAWAJI。音楽監督には、 『Endless SHOCK』など数多くのミュージカル作品を手掛ける長谷川雅大。 振付には、東京オリンピックゆか銅メダリスト村上茉愛選手の振付を担当したG-Rocketsの山中陽子。そして、舞台空間をダイナミックに彩る日本初女性アクロバットダンス・カンパニーG-Rockets(2022年夏G-Rocketsドキュメンタリー映画『空へふたたび』 公開)をはじめ、エンターテインメント界の第一線で活躍するスタッフ・出演者が集結。海の浮遊感や壮大さを表現するエアリアルパフォーマンスをはじめ、世界各国の水中映像とプロジェクションマッピングを駆使した演出により海の素晴らしさや大切さを伝え、また、海の廃材を生かした衣装や舞台美術によって、プラスチックごみによる海洋汚染問題などを提起する「エデュケーショナル・エンターテインメント」として、海の魅力が存分に味わえる上質な舞台を創り上げる。

本作監修に、海洋学の第一人者である元東京大学教授・日比谷紀之、スーパーバイザーに、岸壁幼魚採集家として多くのメディアで活躍中のお魚王子こと鈴木香里武を迎え、音楽劇のみならず海のスペシャリストによる講演会『海のエデュケーショナルパーク』を同時開催し、海のSDGsプロジェクトの理念である「教育とエンターテインメントの融合」を目指していく。
開演5分前にヒトデさんが登場し、客席の肘掛けにあるペンライトの使い方をレクチャー。早めに席についておきたい。
鐘の音、映像で海の様子が映し出される、魚の群れ、海亀、そして物語の設定、「昔、昔…」ベニクラゲ(野添義弘)が語る(衣装とメイクに注目)。

ヒロインのルナ(七木奏音)の歌唱、そして早速!主人公カイ役(林翔太)、マーメイド姿でフライング。

場面変わり、海賊たちが登場、海賊王バッカーナ(津田英佑)とその子分たち、陽気で細かいことは気にしない、そしてちょっと魔が抜けてて、海賊だけど、どこか可愛い。バッカーナは「きっとなるんだ、海賊王に!」と意気揚々、さらにルナが大好き、もちろん片思い(笑)。そんな折、ルナとカイ、運命の出会いを。「俺はカイ、君は?」「私はルナ」。バッカーナは、そんなことはもちろん知らない、海賊体操をやってる最中に!ルナがカイと共に!

そこからはアドベンチャー、ルナと一緒に観客も海の色々なことを知るようになる。海の神秘、海の偉大さ、自然、命、「サークル・オブ・ライフ」、生きとし生けるものの摂理。そして、海の現状、度々報じられているが、海の汚染、いわゆる『ゴミ』、これは全て人間の仕業だ。海の魔女セイレーン(彩乃かなみ)が登場、歌はめっぽう上手い、だけど怖い(笑)、カイとルナの前に立ちはだかる(ルナに『おばさん』と言われて超不機嫌に)。「目を覚ませ」とカイにいう。セイレーンの衣装をよく見ると…ペットボトルのキャップ、ビニルなど、海によく捨てられているものばかり。

人間は海の自然を破壊した、だから人間は、と思うイレーン。だが、カイは人間と共存できるはずだと信じる、そしてルナも。それぞれの正義、立ち位置としてはセイレーンはヒール役だが、彼女にも信念がある。考え方の違いで真っ向からぶつかる。その結末は?そこは劇場で!もちろん、バッドエンドにはならないので!
ステージング、G-Rockets の山中陽子、出演者の、特にG-Rockets のメンバーの身体能力の高さを生かしたパフォーマンスは難易度が高いだけでなく、エンターテイメントとして見応えあり。G-Rockets のメンバーは新体操などの経験値が高く、一つ一つの動きは目を見張るものがある。

様々な役で登場するので、ここはしっかりとチェックしておきたいポイント。そして林翔太、七木奏音が難しいパフォーマンスをこなす。そして脚本、所々に細かいギャグを挟み込むが、ちょっと昭和チックな駄洒落や親父ギャグも(笑)、ここは素直に笑いたい。そしてレクチャーされたペンライト、合図で使用、客席とステージが一つになる瞬間、無心になってペンライトを振ってみたい。また映像演出も最先端でクリアー。ここも必見。

楽しいだけでなく、様々な問題提起をさせてくれる音楽劇 『プリンス・オブ・マーメイド2022』、サブタイトルの〜海からの2000年後のおくりもの〜、この意味はラスト近くに明かされる。
休憩なしでテンポ良く見せるステージ、芸達者な面々が集まって、全力で!公演は8日までと少々短いので、思い立ったら劇場へ。マスクはしっかり着用して、笑顔で観劇したい作品。
なお、ゲネプロ終了後に出演者より簡単な挨拶があった。

まず、座長の林 翔太より。
「ようやく、今日の夜から始まります。本当に初日を迎えられて一安心、ほっとしています。お届けできるのが嬉しい、千秋楽まで頑張ります」と挨拶。
津田英佑「前回から全てがパワーアップ、本格的なミュージカルに出演、最高です!本格的なアクション!多くのちびっ子たちに観に来ていただきたい、子分になって欲しい」
野添義弘「久しぶりにこんなメイク、こんな衣装(笑)、この間まで大河ドラマ、なんという振り幅!!これだけ違うのも面白い、SET、ミュージカル・アクション・コメディ、こういうパフォーマンスは大好物です!」(津田英佑が「妖怪ですよ」と(笑))
彩乃かなみ「敵役です。若い二人をいじめます(笑)。初日、奇跡です。4日間、駆け抜けられたら」
七木奏音「前作から参加させていただいてます。今回はいろんなものがパワーアップ、(海のことを)色々、学んで…振っていただいたペンライト(ゲネプロにも関わらず、客席からしっかりペンライト)は今回が初めてです。一体感を感じながら!楽しかったです!最後まで!」
最後に再び林 翔太。
「スタッフの皆さん、パワーアップしています。毎年のように続けていきたい、僕自身もパワーアップしなければ。新しい技も!なんでもやりますという覚悟で頑張っていきたい。今年の音楽劇 『プリンス・オブ・マーメイド2022』千秋楽を無事に迎えられますように全員で一丸となって!」

概要
日程・会場:2022年8月5日(金)〜 2022年8月8日(月)全7回公演 こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ
※8/6(土)、8/7(日)昼公演終演後、海のスペシャル講演会『海のエデュケーショナルパーク』を無料開催
(8/6(土)元東京大学教授 日比谷紀之、 8/7(日)お魚王子 鈴木香里武)
企画・原作・プロデュース・総合演出:多田 誠
脚本:清水東/AWAJI
音楽監督:長谷川雅大
出演:林 翔太/七木奏音/彩乃かなみ/津田英佑/野添義弘/G-Rockets
ビジュアルディレクター:AWAJI
振付・エデュケーショナルディレクター:山中陽子
監修:日比谷紀之
スーパーバイザー:鈴木香里武
主催・製作:ラナハウス/シーエイティプロデュース
広報・外渉:株式会社ジャパトラ
宣伝:エイベックス・エンタテインメント株式会社
公演問合:support@prince-of-mermaid.com

公演HP:https://prince-of-mermaid.com

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