JR東日本が“収支”を発表 赤字路線への地元の声…今後は 秋田

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人口減少や新型コロナウイルスの影響で地方鉄道の経営は厳しい状況が続いている。JR東日本は7月28日、乗客が少ない路線の区間の2019・2020年度の収支を発表した。

2019年度、秋田県内では羽越線・奥羽線・男鹿線など6路線11区間が該当し、すべてが赤字だった。

赤字額が最も大きかったのは、奥羽線の東能代駅から大館駅の区間の32億4200万円で、2020年度は32億9000万円と、さらに赤字が膨らんだ。

そして、営業費用に対する収入の割合・収支率を見ると、花輪線の鹿角花輪駅と岩手県の荒屋新町駅までが1%と、秋田県内で最も低くなった。
この区間では、100円の運賃収入を得るために1万円以上の経費がかかっている。

利用者:
「月に4~5回乗る」

利用者の祖母:
「孫は鉄道好きだから乗ってるけど、一般の人はそんなに乗らないと思う。(Q.存続が難しくなったら)それは不便」

地元住民:
「ちょっと少なすぎる、列車が通ると大して乗っていない。(Q.今回の結果には納得)そんな感じ」

また、今回の発表について、JR花輪線が通る鹿角市の関厚市長は「JRや沿線自治体などと連携し、利便性の向上と路線の存続につながる対策を検討していく」とコメント。

大館市の福原淳嗣市長も「関係機関が一緒になって、1人でも利用する人が多くなるいいきっかけにしていきたい」としている。

さらに、鉄道を運営するJR東日本秋田支社は「現段階で路線の廃止を検討するわけではないが、自治体や地元関係者と利用促進などに向けて話し合い、持続可能な交通体系を目指して運行していく」としている。