再開・復旧の長期化を懸念 帰省や観光にも影響…JR磐越西線・鉄橋倒壊《福島県・大雨》

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観測史上最大、275・5mmの24時間雨量を観測した福島県喜多方市。
8月4日、増水した川によって鉄橋が崩落した。
生活・物流の動脈が寸断され、再開・復旧の見通しは立っていない。

福島テレビ・安齋遥介記者:「雨が上がり、きょうは晴れ間も見える喜多方市です。
濁川の水位も下がり、橋脚土台部分が見えるようになってきていて、大きく傾いていることがわかります」

JR磐越西線の喜多方駅と山都駅の区間にかかる鉄橋。
かろうじてつながっているレールは、宙に浮いたままになっている。
上空から撮影した映像を見ると…。
まだ川の流れは速く、濁りもあるものの、水位は少しずつ下がり、中州も姿を見せ始めた。
周囲の草は、上流側から下流側に軒並み倒されている。
しかし、橋脚の傾きは反対の下流側から上流側。
橋脚を支える基礎も顔を覗かせ、大きく傾いていることが、上空からも一目で分かる。

JRは、鉄橋の崩落により、当分の間喜多方駅から野沢駅の区間で運転を見合わせることを発表。
喜多方方面への電車移動が出来なくなったことで、野沢駅がある福島県西会津町の住民の生活にも大きな影響を与えている。

利用者(毎週東京から通勤):「電車使うと4時間なんですけど、(バスだと)6時間ぐらい見ています。なかなか復旧も時間かかると思うので、毎週来ないといけないので、そこがちょっと心配です」

駅前で家族の迎えを待つこちらの女性。
会津若松市への通院や買い物に電車を利用してきたが、これからは家族のサポートが必要になるという。

利用者:「大変ですねやっぱね。車も運転しないので、運転してる人はそんなに不便感じないでしょうけど。早く復旧してほしいと思います」

新潟と会津を結び多くの観光客が利用する快速「SLばんえつ物語」も6日から運休が決定。喜多方駅前で土産物店を経営し、出迎えイベントなどを企画してきた甲斐さんは…。

甲斐商店・甲斐修一社長:「目の前、お墓参りやお盆で色々と帰省客や観光客が来られる時期にこういう事態になっちゃって、非常にガッカリしています」

地域全体に関わる鉄道の寸断。
長期化とともにあらゆる面で大きな影を落とすことが懸念される。