茨城交通、Visaのタッチ決済などを路線バス約400台に導入

茨城交通株式会社(以下、茨城交通)らは、同社の運行する路線バス(約400台)において、Visaのタッチ決済など、新たに各種キャッシュレス決済の導入を決定した。株式会社みちのりホールディングス(以下、みちのりHD)が8月2日付のプレスリリースで明かしている。

同取り組みは、茨城交通、みちのりHD、三井住友カード株式会社(以下、三井住友カード)、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(以下、Visa)、株式会社小田原機器(以下、小田原機器)、QUADRAC株式会社(以下、QUADRAC)の6社で実施する。

2022年8月2日現在、茨城交通の路線バスでは、ICカード・現金以外の決済手段が無い。また、ICカードも「いばっピ」(統合前の茨城交通エリア)、「でんてつハイカード」(旧日立電鉄交通サービスのエリア)の互換性の無い2つのサービスが併存している。

同取り組みでは、全エリアのサービスを「いばっピ」に統一するとともに、新たにVisaのタッチ決済とQRコード決済での運賃支払いを可能とし、利便性の向上を実現する。

同取り組みの狙いは、すべてのキャッシュレス決済手段を同じ決済端末で処理し、分かりやすい利用方法を実現することだ。さらに、「いばっピ」の各種手続きをWebサービスで受け付け、繁忙期の窓口混雑を大幅に軽減する。なお、Visaのタッチ決済利用者に対しては、利用実績に応じた柔軟な運賃サービスを検討しているという。

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