ドジャース・カーショウ 腰痛で今季2度目となる故障者リスト入り

日本時間8月6日、ドジャースは先発左腕クレイトン・カーショウを腰痛のため15日間の故障者リストに登録したことを発表した。カーショウは前日のジャイアンツ戦に先発し、4イニングを3安打2失点(自責点1)に抑えていたが、5回裏開始前のウォーミングアップ中に腰の異変を訴えて緊急降板。それから一夜明け、戦線離脱が決まった。なお、ドジャースはカーショウの故障者リスト入りに加えてジェームス・アウトマンをマイナーに降格させ、レイエス・モロンタを昇格、クリス・テイラーを故障者リストから復帰させている。

34歳のカーショウは、今季ここまで15試合に先発して85回1/3を投げ、7勝3敗、防御率2.64、88奪三振を記録。5月中旬から約1カ月、右の仙腸関節の炎症で戦列を離れており、故障者リスト入りするのは今季2度目となる。カーショウはキャリアを通して背中や腰の故障に悩まされており、直近7シーズン中5シーズンは背中や腰の故障で戦列を離れている。過去の離脱はいずれも復帰までに3週間以上を要しており、今月中に復帰できるかどうかは微妙なところだ。

ドジャースはトレード・デッドラインで先発投手の補強を行わなかった。それどころか、故障離脱したウォーカー・ビューラーの代役として奮闘していたミッチ・ホワイトをブルージェイズへ放出。ホワイトのスポットには故障から復帰したアンドリュー・ヒーニーが入っているものの、カーショウの離脱で再び先発の頭数が足りなくなってしまった。トミー・ジョン手術からのリハビリ中のダスティン・メイはマイナーの試合で4イニングを投げるところまで回復しているが、少なくともあと1試合はマイナーで投げる見込みであり、有望株ライアン・ペピオあたりがカーショウの代役としてメジャーに呼ばれることになりそうだ。

ドジャースは2位パドレスに12.5ゲーム差、3位ジャイアンツに21.5ゲーム差をつけてナショナル・リーグ西部地区の首位を独走中。日本時間8月6日からはトレード・デッドラインで大型補強を敢行したパドレスとの3連戦がスタートする。

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