【5日】長崎県内、コロナ感染 新たに2359人

左から 5日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況(4日午後7時現在)

 長崎県などは5日、県内20市町で2359人の新型コロナウイルス感染者を確認し、療養中の長崎市の80代男性が3日に死亡したと発表した。5日公表(4日午後7時時点)の病床使用率は46.6%。入院患者は前日から28人増えたが、4日から最大時(緊急時レベル2)の確保病床数を78床増やしたため、病床使用率はやや下がった。
 年代別では10歳未満が16.7%(394人)で最多。30代14.7%、10代13.8%、40代12.7%と続いた。重症化リスクが高いとされる60歳以上は465人で19.7%だった。
 佐世保市では高齢者福祉施設と病院で新たに4件のクラスター(感染者集団)が発生した。市によると、高齢者福祉施設は3カ所で、それぞれ23人、21人、11人が感染。病院では14人(職員4、患者10)から陽性反応が出た。
 同市は、米海軍佐世保基地で4日に新たに基地関係者1人の感染を確認したと発表した。
 長崎市では、市の新庁舎建設工事に従事する作業員7人の感染が判明。感染経路の調査ができておらず、現時点でクラスターかどうかの判断はできないという。現場は消毒を行い、作業は継続している。
 島原市は5日、森本和孝教育長(66)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同市によると、3日に私用で市外在住者と接触し、PCR検査を自主的に実施。4日に陽性が判明した。同日まで出勤し、5日から療養中という。体調に異常はなく、職務上の濃厚接触者もいない。


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