通学の足「早く」 磐越西線で一部不通、代替輸送求める声

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終日運転見合わせと書かれたホワイトボードを見る利用客=5日午後4時35分ごろ、喜多方市・JR喜多方駅

 JR磐越西線の橋梁(きょうりょう)崩落による運転見合わせで、同路線を通学に使っていた高校生らに戸惑いが広がっている。

 新潟県阿賀町から喜多方市の耶麻農高に通う石井来空(らいあ)さん(16)は5日、JR磐越西線が使えないため、母親に送迎してもらい学校まで来た。

 この日は介護実習の日だった。母の智子さん(41)が学校まで片道約60キロを車で送迎した。石井さんは「母が疲れているのが分かった。8日も介護実習があり、母に頼むのは心苦しい。始業式までに何かしらの対応をしてほしい」と話す。

 智子さんは「共働きなので、送迎するために仕事を半休した。このまま続くとなると正直厳しい」と吐露。今後は、同じように新潟県から同校に通う同級生2人の保護者と話し合い、順番に送迎することを検討している。智子さんは「福島県だけでなく、新潟県に住む生徒に向けても代替輸送を考えてほしい。あと1年間送迎すると考えると恐ろしい」と語った。

 橋梁崩落を受け喜多方市の耶麻農高は、保護者らに「濁川橋梁が崩落した。各家庭で送迎などをお願いしたい」などと記載したメールを配信した。同校は4日、JR東日本に電車に代わる代替輸送を要請した。同校によると、JR東日本はバスの運行を検討しているという。