「救急箱」をやさしい日本語で言うと 災害時、外国人が理解しやすい言葉とは

ベトナム人技能実習生を交えて避難所に行く説明を考える参加者(京丹波町役場)

 災害時や日常生活で外国人が理解しやすい日本語表現を学ぶ研修会が京都府京丹波町で開かれた。近年、町内在住の外国人が増えていることもあり、受講者は災害時の避難について、専門的な言葉を言い換えて分かりやすく伝える方法を考えた。

 同町国際交流協会などの共催。阪神大震災を機に研究者が提唱した「やさしい日本語」を使い、非常時に外国人とのコミュニケーションを円滑に取れるようにと企画。全3回シリーズで、最終回の7月16日には14人が受講し、同町のハザードマップを用いた防災講座と会話練習が行われた。

 避難所には何があるのか、いつ避難すればよいかなど、グループごとにやさしい日本語表現を考えた。町内に住むベトナム人の技能実習生6人も加わり、分かりやすい日本語には深くうなずく一方で「『救急箱』の意味が分かりにくい」との意見も出た。

 講師の「やさしい日本語」有志の会(京都市)の杉本篤子さん(63)は「防災について日本人が正しく理解していないと、外国人に伝えることはできない」と話し、避難所や警報の種類などを理解しておく必要性を訴えた。

 全ての講座に出席した男性(49)は「擬音語を避け、内容を分けて話すなど、仕事や日常生活で生かしたい」と話した。

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