西日本の午後 急な雷雨に注意 短時間の外出でも雨への備えを 来週は再び猛暑と大雨に

 きょうは、西日本で午後にかけてさらに積乱雲が発達しやすい状態になる。急な雷雨となる可能性があるので、食事の買い出しなど、短い時間の外出でも雨への備えをした方が良さそうだ。加えて、西日本や北陸で熱中症警戒アラートが発表されている。雨とあわせて、熱中症対策も心がけたい。
 来週は厳しい暑さが戻りそうだ。また北日本では前線の影響で大雨となる可能性がある。非常時への備えが重要だ。

西日本 午後はさらに 積乱雲が発達 夕立への備えを

 6日(土)11時現在、西日本や南の海上で積乱雲が発達し、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降っている所がある。
 積乱雲の発達しやすさが分かる発雷確率を見ると、午後にかけて、西日本ではさらに積乱雲が発達しやすい状態になることがわかる。これは、湿った空気や上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定になるからだ。晴れていても急に空が陰り、突然、大粒の雨が降ってくるおそれがある。洗濯物の外干しの際は空模様の変化に注意が必要だ。

 また、お出かけの際に雨雲が見えなくても、天気が急変する可能性があるので、短い時間の外出でも雨への備えをした方が安心だ。

きょうの気温 16府県で熱中症警戒アラート 真夏の暑さに

 きょうの日中の気温は、東北と関東できのうよりは高いものの、平年並みか9月並みの予想。30℃を下回る所が多くなりそうだ。
 一方、西日本や北陸は暖かく湿った空気が流れ込み、35℃以上の猛暑日となるところもありそうだ。新潟や京都、福岡など16府県には、熱中症警戒アラートも発表されている。雨への備えと共に、熱中症対策も必要だ。

東京 過ごしやすい週末

 東京のきのうの最高気温は27.7℃と、比較的過ごしやすい1日となった。
 きょうの最高気温は29℃と、きのうよりは高いものの9月上旬並みの予想。冷房を使用しなくても過ごせる人が多そうだ。
 ただ、月曜日以降は再び35℃以上の猛暑が続く。この週末は、8月最初の週末。急な雷雨には注意が必要だが、屋外でも比較的過ごしやすい気温となるため、有効活用したい。

来週 再び玉の汗の猛暑へ 北日本は大雨への備えを

 東京だけでなく、来週は全国的に再び猛暑となる。特に週後半は東北~九州の各地で猛暑日となりそうだ。気象庁は来週、ほとんどの地域に「高温に関する早期天候情報」を発表し、熱中症への警戒を呼びかけている。

 また、9日(火)以降、北日本に前線が停滞し、⽇本海側を中⼼に⼤⾬となるおそれがある。ハザードマップで避難所を確認するなど、非常時への備えが重要だ。

(気象予報士・森戸美唯)

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