なかやまきんに君が#せかい部の「1日特別顧問」に就任!

文部科学省の留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN(以下、トビタテ)」は、8月5日(金)文部科学省講堂にて、トビタテ内の高校生向けの留学啓発プロジェクト「#せかい部」の取り組みとして、留学経験を活かし世界を舞台に活躍するユーチューバー、なかやまきんに君を招いた「なかやまきんに君×#せかい部 高校生にパワー!!注入イベント」を開催した。

なかやまきんに君は、アメリカ合衆国に筋肉留学をされていた経験があり、現在はボディビルダー、ユーチューバーなどマルチに活躍。アルバイトとしてお笑い芸人も。
新型コロナウイルスの感染拡大から2年以上が経ち、「withコロナ時代」と呼ばれる現在。渡航制限もほぼ解除され、長期留学や個人留学は渡航しやすくなったものの、今夏も多くの学校等が主催する短期海外留学プログラムは中止、延期となっているのが現状。身近に留学経験者があまりいない状況が続く中、留学への関心や機運の火を絶やさないために、留学経験のあるなかやまきんに君に留学や海外で挑戦する意味について語ってもらった。

■「留学のきっかけは、ボディービルダーとエンタメの聖地で学びたかったから」
きんに君に「留学したキッカケ」を質問すると、「留学を決意したキッカケは、日本で読んでいた筋肉情報誌でアメリカ西海岸のロサンゼルス近辺が筋肉の聖地だと知ったことがきっかけです!ロサンゼルス近辺にボディービルダーにとっての聖地があるという点と、エンタメの聖地ハリウッドなどもあることを知っていたので、筋肉とエンタメを学びたくて、アメリカに行くことを決めました!」と回答。

■「一番英語力が伸びたと感じたのは、留学先で一人でお笑いライブをやったこと」
続いて「4年半という長い留学の事前準備」について聞くと、「28歳で留学に行ったので、高校卒業してから10年ほど勉強していなかったこともあり、事前準備は何もしてなかったですね。留学当初は簡単な宿題に1時間掛かってしまうなど、何もできない状態でした」と当時の様子を話してくれた。
それに対して「どのように英語力を伸ばしたのか」と質問を受けると、「一番英語力が伸びたと感じたのは一人でお笑いライブをやったことです。自分のギャグを全部英語にしてもらって、どのようにしたら笑ってもらえるかを考えたたことが一番伸びる要因だったと思います。自分が一番興味を持っていた『笑ってもらう』ためにやっていたことだったので、積極的に取り組んでいました。未だに当時学んだ英語は覚えています!」と力強く回答。

留学の前後の変化について聞かれると、「日本にいる時よりも自分一人で何かをしないといけない状況だったので、それを乗り越えたことでとにかく自信が付きました。イベントをやったり、映画を作ったり、色んなことを乗り越え経験して自信を付けたことで、日本に帰ってきても気にせずスベりまくることができましたね!」とドヤ顔で答えると、会場からはくすくすっと笑いが起きた。また「旅行と留学の違い、留学のメリットは何か」という質問には、「生活をしないといけないのが大きな違いだと思う。家賃や水道代の支払いなど、住んでみないとわからないことがたくさんあった。ただ旅行で興味を持ってもらって留学に繋がるきっかけもあると思います」と留学したからこそ分かる現地生活の難しさを語ってくれた。

続いて、事前に高校生から募集したきんに君に聞きたいことを答えていただくことに。会場で参加した高校生からは「非常に難しい勉強をされていたとお聞きしましたが、2年間の留学生活は楽しかったか」と質問。これにきんに君は「正直、とても辛くて大変でした。日本にいた時から、『大学に行って勉強するよりも、アメリカを色々回ったりして経験を積んだ方がタレントとして役に立つのに』みたいなことを他の人から言われてました。それでも自分が決めて努力したことは必ず役に立つと思って取り組んだことが、今実際にYouTubeでの活動などに英語が活きているので、留学をしてよかったと思っています」と回答。質問した高校生はとても共感した様子で強くうなずいていた。

© 株式会社ジェイプレス社