ノジマステラが新体制発表 復帰した菅野監督の決意は

新シーズンの活躍を誓う菅野監督(後列中央)とノジマステラ神奈川相模原の選手たち=横浜市中区

 サッカー女子「WEリーグ」のノジマステラ神奈川相模原は6日、横浜市内で今季の新体制を発表し、4季ぶりに復帰した菅野将晃監督(61)は「クラブの立て直しを託されたと思っている。勝利至上主義で質の低いサッカーになっては本末転倒。見ている人がワクワクするようなサッカーをしていく」と決意を語った。  

 新戦力は、マイナビ仙台から加入したFW浜田遥ら4選手。千葉から2季ぶりに復帰したFW南野亜里沙は「またノジマステラの一員としてプレーできてうれしい。勝利のために少しでも成長した姿を見せたい」と意気込んだ。

 リーグ5位以内を目指す今季のスローガンは「原点回輝」。イタリア語で「星」を意味するステラにちなみ、馬場正臣代表は「自ら輝き、地域、サポーター、スポンサーを含めて周囲を輝かせるために挑戦と成長を続けていく」と語った。

 今季の主将はMF松原有沙とMF杉田亜未の2人体制。副主将はDF大賀理紗子とFW松本茉奈加が務める。昨季は11チーム中の10位に終わり、杉田は「もちろん悔しさはある。チームとして5位以上を目指し、ダブルキャプテンでいい雰囲気をつくっていければ」と10月下旬の開幕に向けて抱負を述べた。

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