名古屋の寿司店プロデュースアイドルが解散発表 店主兼プロデューサーの急逝で13年の歴史に幕

名古屋の寿司店「五一」がプロデュースするアイドルグループ「アイドル教室」が、今年いっぱいで解散することが6日、グループの公式ブログで発表された。

「アイドル教室」は、同店の3代目店主・梅村紀之さんが、経営に行き詰まりを感じ、アイドルを誕生させて盛り上げようと思ったことから希望者を募り、2009年11月に結成。店の4階に簡易ステージを作り、梅村さんが自らプロデューサーを務め、作詞・作曲して照明と音響も設置するという〝手弁当〟で活動を行ってきた。

公式ブログによると、今年4月23日に梅村さんが急逝し、一時活動休止。5月上旬から活動を再開したが、今後の活動や運営方針について事務所内で何度も話し合いを重ねた結果、12月31日に「寿司処五一」で行うライブをもって解散することを決定したという。現在ソロとして活動している橘聖は、12月中のソロライブをもって卒業することも合わせて発表された。

同グループはブログで「13年以上続いてきたアイドル教室の歴史に幕を下ろすこととなりました。プロデューサー 梅村が残した愛溢れるチームを存続させていきたいという気持ちは誰しもがあり、周りの応援してくださっている皆様のことを考えても、どうにか繋いでいきたいという気持ちはありましたがプロデューサー 梅村の存在の大きさ、偉大さは計り知れず どれだけ偉い人でも補い切れないものがあります。私達の人生でもあり、梅村の人生そのものであった〝アイドル教室〟を綺麗なまま残したいと思いこの決断に至りました」と経緯を説明した。

(よろず~ニュース編集部)

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