走るミニSL 津山観光の起爆剤に 津山JC、市観光協会に寄贈

津山JCが津山市観光協会に寄贈した走るミニSL

 津山市や周辺5町(勝央、奈義、鏡野、美咲、久米南町)の若手経営者でつくる津山青年会議所(JC)は6日、実際に走るミニ蒸気機関車(SL)を同市観光協会に寄贈した。津山まなびの鉄道館(同市大谷)や国史跡・津山城跡(鶴山公園、同市山下)のイベントで活用される予定。

 ミニSL(全長約1メートル)は一般的なSLの約8分の1サイズ。本物と同様、石炭を燃やして出る水蒸気で走行する。子どもなら最大4人が乗れる客車2両と約50メートルのレールも贈った。

 同館で寄贈式があり、関係者ら約30人が出席。津山JCの森山裕一理事長が「津山が盛り上がる一助になれば」とあいさつし、稲葉伸次館長に記念のエンブレムを手渡した。稲葉館長は「観光の起爆剤として活用し、津山の素晴らしさをPRする」と礼を述べた。

 津山JC創立65周年記念事業の一環で、地域活性化につなげようと企画。費用は山陽新聞社や中国銀行などが運営するクラウドファンディングサービス「晴れ!フレ!岡山」を活用した。

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