全国の児童 将棋日本一目指し熱戦 大山名人杯倉敷王将戦

熱戦を繰り広げる小学生

 小学生が将棋日本一を目指す「大山名人杯争奪第21回全国小学生倉敷王将戦」(倉敷市、日本将棋連盟など主催)が6日、同市中央の市芸文館で開かれた。高学年の部は北海道の松本和樹君(6年)、低学年の部は千葉県の北川大樹君(2年)が優勝した。

 都道府県予選を勝ち抜くなどした126人が出場し、高学年と低学年に分かれて対局。各8組による予選リーグを行い、上位1人が決勝トーナメントに進んだ。子どもたちは真剣な表情で盤上を見つめながら、次の一手を繰り出していた。

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、菅井竜也八段(岡山市)や狩山幹生四段(倉敷市)らによる指導対局は中止した。

 大会は、倉敷市出身の故大山康晴15世名人にちなみ、1995年に始まり、2002年から全国規模となった。03年に高学年の部で優勝した菅井八段、11年に低学年の部を制した藤井聡太五冠らを輩出している。

 他の上位入賞者は次の皆さん。(敬称略)

 高学年 (2)扇谷蓮(神奈川県)(3)梅澤満喜(北海道)中川暁人(群馬県)▽低学年 (2)駒田葵(大阪府)(3)鈴木和空(石川県)高野直哉(広島県)

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