キリンやハイエナ 夜の生態観察 池田動物園で「ナイトズー」

ゆったりと歩くアミメキリンを観察する入園者

 動物の夜の生態を観察する「ナイトズー」が6日、岡山市北区京山の池田動物園で開かれ、親子連れらがいつもとはひと味違う雰囲気を楽しんだ。

 閉園する時間を通常の午後5時から同9時に延長して実施。日が落ちると園内には控えめな照明が付けられた。入園者は活発に動き回るホワイトタイガーやブチハイエナ、獣舎内をゆったりと歩くアミメキリンの姿を熱心に観察していた。

 両親と訪れた同市立幡多小3年の男子(9)は「薄暗くて少し怖かったけど、いつもより元気に動き回る動物もいて、とても楽しかった」と話していた。

 ナイトズーは12、13、20、27日も開催。13、20日は中国デザイン専門学校(同市北区船頭町)の学生によるアート展示があり、ライオンやキリンなどのキャンドルが園内を彩る。入園は午後8時まで。入園料は大人1100円、小中学生660円など。新型コロナウイルス対策のため、餌やり体験などはない。

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