路線バス内で刃渡り8.2センチメートルのカッターナイフを理由なく携帯していたとして、埼玉県警川口署は5日、銃刀法違反の疑いで、川口市桜町6丁目、自称派遣社員の男(53)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は5日午後10時41分ごろ、JR西川口駅東口バス停留所の4番乗り場に停車中の路線バス内で、刃渡り8.2センチメートルのカッターナイフ1本を所持した疑い。
同署によると、バスに同乗していた乗客がカッターナイフを手に持っている男を目撃。他の乗客がその場で男を取り押さえ、バスの運転手が「カッターを持っている人を取り押さえている」と110番した。当時バスには十数人が乗車していたとみられる。
男は「バスで私のことを見ている人がいたので半分脅しの意味でカッターナイフを取り出した」と容疑を認めているという。