サイバーセキュリティ人材育成、中央大学など産官学で連携へ

中央大学、明治大学専門職大学院ガバナンス研究科、Zホールディングス、大日本印刷、三菱UFJフィナンシャルグループ、警視庁サイバーセキュリティ対策本部は、サイバーセキュリティ人材の育成で産学官の連携協定を結んだ。

中央大学によると、協定内容は

・教育、研究の発展・向上に関する相互支援

・学生や教職員、職員らの相互交流

・サイバーセキュリティ分野での社会協力、社会貢献

-など。

この中で、中央大学はサイバーセキュリティに関する知見を提供し、新しい領域での法秩序のあり方を研究する場を設ける。明治大学専門職大学院ガバナンス研究科はサイバーセキュリティに関する教育・研究を進める。

Zホールディングスはサイバーセキュリティ研修のノウハウやサイバー攻撃対策要員養成の知見、大日本印刷は幅広い層へのサイバーセキュリティ教育を提供する。三菱UFJフィナンシャルグループは社会全体のサイバーセキュリティ向上に向けて知見を社会に還元する。

コロナ禍をきっかけにデジタル空間はよりいっそう公共空間としての重みを増しているが、企業へのサイバー攻撃や個人に対するフィッシング詐欺が後を絶たず、犯罪をデジタル空間から切り離すのが難しくなっている。このため、中央大学などは産学官がそれぞれの知見を持ち寄って脅威への対処能力を高め、教育や研究の進展を図ることにした。

参考:

【中央大学】サイバーセキュリティ人材の育成に関する産学官連携についての協定を締結

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