きょう7日(日)は、西日本・東日本・東北日本海側で雷雲が発達しやすくなっている。晴れていても天気が急変する可能性があるので、短い時間の外出でも、雨への対策を心がけたい。
また、東京では、4日ぶりに最高気温が30℃を上回る予想。来週からの連日の猛暑に向けて、改めて熱中症対策を徹底する必要がある。
急な雷雨に注意 短い時間の外出でも雨への備えを
きょうは、上空の寒気と湿った空気の影響で、雷雲が発達しやすくなる。西日本・東日本・東北日本海側では大気の状態が不安定で、晴れていても天気が急変し、急な雷雨となる可能性がある。一時的に雷を伴って非常に激しい雨が降る所もありそうだ。短い時間の外出でも、雨具を持って出かけたり、外に干している洗濯物を軒下に移動するなど、雨への対策を心がけたい。
特に、山沿いでは雷雲が発達しやすい。加えて、短い時間に強い雨が降ると、土砂災害や河川の増水が起きやすくなる。山やレジャーにお出かけの方は、こまめに最新の雨雲の様子を確認するなど、空模様の変化に注意が必要だ。
東京 4日ぶりの30℃超え
午前11時現在の東京の気温は29.4℃。午前中のうちにきのう6日(土)の最高気温を上回っている。この後も昼過ぎにかけて気温は上がり続ける。4日ぶりに真夏日となって、最高気温は31℃の予想だ。雨への備えとあわせて、熱中症にも注意が必要だ。
来週は危険な暑さに しかし暦の上では「立秋」
きょうも西日本や北陸で猛烈な暑さとなる予想だが、あす8日(月)以降はさらに多くの地点で35℃以上の猛暑日となる見込み。熊谷では38℃が予想されるなど、体温より高い気温となる地域もありそうだ。また、東京でもあさって9日(火)から再来週にかけて、連日35℃以上の予想となっている。気象庁は12日にかけて全国に高温に関する気象情報を発表した。
運動をする予定がなくても、こまめな水分・塩分補給や、日傘や扇子で暑さ対策をするなど、万全な熱中症対策の徹底してほしい。
暦の上では、きょうから22日を立秋と言い、秋が始まる頃とされている。しかし、現実は真夏の猛暑。今年一番暑い2週間となる地域もありそうだ。
(気象予報士・森戸美唯)