夏休みの宿題に天体観測会。夏の大三角(織姫星、彦星)を見つけに行こう

倉敷市福田にある倉敷科学センターでは、毎月、大型の天体望遠鏡を使った、星の観測会が開催されています。

夏休みの前半となる2022年8月6日(土)の観測会では、夏休みの宿題を抱えた家族連れが数多く参加していました。

倉敷科学センター「天体観望会」とは

「倉敷科学センター」では、星の観測のイベント「天体観望会」が毎月開催されています。

  • 屋上に設置されている50センチメートルの大型望遠鏡
  • 大きさや構造の異なる数種類の望遠鏡

一般家庭では珍しい望遠鏡を使って、天体観測をできるのが魅力です。

天体観望会が行われた2022年8月6日(土)は、少し雲の広がる微妙な天候。

しかし、事前申し込みの100名を超える参加者は、「月齢8の月」や、夏の大三角にある「こと座のベガ(織姫星)」、「わし座のアルタイル(彦星)」などの明るい星を観測し、ボランティアスタッフによる七夕の星や天の川の解説にも耳を傾けていました。

初めて望遠鏡を使って月を観察した小学生のようす

初めて望遠鏡を使って月を観察した小学生に質問すると、以下のような感想を話してくれました。

  • 表面にある凹凸が思っていたよりハッキリ見えてびっくりした
  • 大きな望遠鏡だと、星が大きく見えるとおもっていたのに、小さな点にしか見えなかった
  • 星にもいろいろな色があることを初めて知りました

球状星団M13(メシエ天体)を観測

天文台にある50センチメートルの大型望遠鏡では、雲の切れ間から見えた「球状星団M13(メシエ天体)」を観測することができました

小型の望遠鏡では確認することのできない天体を観察した常連の親子は、宇宙の大きさを再認識したようです。

ボランティアスタッフに「M13まではどのくらいの距離があるのか?」、「大きさはどのくらいあるのか?」などを興味深く質問をしていました。

おわりに

岡山は天文王国、晴れの国などと呼ばれ、星の観測には適した土地柄でもあるので、専門の観測施設は数多く存在します。

そのなかでも、倉敷科学センターは市街地から比較的近いところに立地。

くもりで実際の星空観測ができない場合にも、プラネタリウムを使った星空解説があります。

また、ボランティアスタッフには「星のソムリエ」の資格をもっているかたも多く、いろいろな星の特徴なども楽しく解説してくれるのです。

定期的に開催されている「天体観望会」は、次回2022年8月27日(土)に開催予定です。

足を運んでみてはいかがでしょうか

情報提供者:MKT42

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