北日本では8日（月）から9日（火）にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。

前線が北日本に停滞

　7日（日）夜には前線が華北から朝鮮半島付近に発生する見込み。前線は8日には北日本へのびて、9日にかけて北日本に停滞する見通し。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、北日本では8日から9日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、また、本州付近でも上空の寒気などの影響で、7日夜遅くにかけて大気の状態が不安定となりそうだ。

大雨・雷・突風

　北日本では、前線の影響により8日から9日にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。また、東北から東日本では、上空の寒気の影響により7日夜遅くにかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所がありそうだ。

　北日本では、8日から9日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、東北から東日本では、7日夜遅くにかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。落雷や竜巻などの激しい突風に注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。また、降ひょうも予想され、農作物や農業施設の管理にも注意が必要となる。

東北では大雨続くおそれ

　9日から10日（水）頃にかけても、前線が北日本に停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込みそうだ。このため、東北北部では、警報級の大雨となる所がある見込み。東北北部では、10日頃にかけても、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要で、その後も前線や暖かく湿った空気の影響が続き、大雨が長引くおそれがある。今後も雨の情報に十分な注意が必要だ。