岡山県に熱中症警戒アラート発表 南部は最高気温36度の見込み

「熱中症警戒アラート」が発表された岡山県=8日午前11時40分、岡山市北区柳町の山陽新聞社から撮影

 気象庁と環境省は8日、熱中症の危険性が極めて高くなる恐れがあるとして岡山県に「熱中症警戒アラート」を発表した。県内は高気圧に覆われてよく晴れ、午前9時時点で岡山市中心部や倉敷、笠岡市などで30度を超えている。日中の最高気温は南部36度、北部34度と見込まれている。

 朝にかけての最低気温は、玉野市26.9度(平年25.5度)▽岡山市中心部、倉敷市26.5度(25.0度)▽津山市25.3度(22.8度)―などで、全16観測地点のうち7地点で「熱帯夜」(最低気温25度以上)だった。

 岡山地方気象台は「平年より暑い日がしばらく続く。外出はなるべく避け、涼しい室内で過ごしてほしい」と熱中症対策を呼びかけている。

 アラートは気温、湿度、日差しの強さなどから算出する「暑さ指数」が33以上になると予想される場合に出される。今回は笠岡市が34となったため、県全域を対象に発表された。

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