マイボトル持参を 鎌倉・由比ガ浜に給水スポット登場 海水浴場への設置は初

マイボトルを手に給水スポットの前に立つ沢さん=鎌倉市の由比ガ浜海水浴場

 ペットボトルなどの使い捨て容器の利用を減らそうと、神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海水浴場に、マイボトルに水をくむことのできる「給水スポット」がお目見えした。21日まで。

 設置したのは、NPO団体「水Do!ネットワーク」(東京都)と大和市の建設業「サノワ」で、給水スポットの普及を目指す「Refill Japan(リフィルジャパン)」の活動の一環。海水浴場への設置は初の試みという。給水スポットは昨年の東京五輪・パラリンピックでセーリング会場となった江の島や京都の祇園祭などで導入実績がある。

 海の家「SALT(ソルト)」内のテラスに設けられた給水スポットでは、誰もが無料で冷えた水をマイボトルに入れることができる。サノワの沢徳一(のりひと)社長(35)は、「設置以来子どもから大人まで使ってもらっている」と話す。

 同NPOは「サステナブルな地域づくりにつなげるとともに、熱中症対策にも役立ててほしい」としている。利用時間は午前10時~午後9時。

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