マリナーズ・ロドリゲス 現地8月10日のヤンキース戦で戦列復帰か

メジャー1年目から見事な活躍を見せ、21年ぶりのポストシーズン進出を目指すマリナーズを牽引していたフリオ・ロドリゲスだが、右手首に投球を受け、打撲により故障者リスト入りしている。メジャーリーグ公式サイトでマリナーズを担当するダニエル・クレイマー記者によると、ロドリゲスはすでに打撃ケージでのスイングを再開しており、日本時間8月9日から始まる週での戦列復帰に向けて調整を進めているようだ。離脱期間を最短に抑え、日本時間8月11日のヤンキース戦で復帰する可能性もあるという。

マリナーズの将来を担う大型外野手としてマイナー時代から大きな期待を背負ってきたロドリゲスは、オープン戦で結果を残して正中堅手の座を獲得し、開幕戦でメジャーデビュー。4月は打率.205、0本塁打、6打点、OPS.544と苦戦したものの、5月と6月に2カ月連続で月間最優秀新人に選ばれるなど、あっという間にメジャーに適応し、ここまで96試合に出場して打率.271、18本塁打、57打点、21盗塁、OPS.816をマークしている。

メジャー1年目ながらオールスター・ゲームにも選出され、ホームラン・ダービーにも出場。1回戦で32本、準決勝で31本のアーチを放ってコリー・シーガー(レンジャーズ)とピート・アロンソ(メッツ)を撃破し、惜しくも決勝でフアン・ソト(当時ナショナルズ、現パドレス)に18対19で敗れたものの、毎年恒例のイベントを大いに盛り上げた。

クレイマー記者によると、痛みの再発がなければ、最短で日本時間8月11日のヤンキース3連戦の最終戦で復帰する可能性があるという。ただし、翌日がオフでそこから6日間の遠征(レンジャーズ3連戦とエンゼルス3連戦)がスタートするため、無理をせず日本時間8月13日からの復帰となる可能性もあるようだ。スコット・サービス監督は「マイナーでのリハビリ出場は必要ない」と断言。戦列復帰の準備が整い次第、メジャーの試合に戻ってくることになりそうだ。

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