築93年の小学校の校舎をリノベーション!「ザ・ゲートホテル京都高瀬川by HULIC」に泊まってみた

何度か前を通って気になっていた「ザ・ゲートホテル京都高瀬川by HULIC」に、ついに泊まりにいってきました。すでにTABIZINEでも食にフィーチャーするかたちで紹介しています。今回は宿泊をメインに、ホテルのオープンラッシュが続く京都でもひときわ異彩を放つ同ホテルをご紹介します。

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ロマネスク様式の元小学校がホテルに!

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2020年7月21日にオープンした、「ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC」は、京都随一の繁華街・四条河原町からほど近い場所に位置する、図書館や多目的ホール、飲食店などを備えた複合施設「立誠ガーデン ヒューリック京都」に併設するホテルです。

建物の軸となるのは1869年に設立され、1993年に閉校した、ロマネスク様式の近代建築の立誠小学校。現在の校舎は1928年に建て替えられたもので、その築93年の校舎をリノベーションしたSchoolhouse棟と、そのデザインに調和するように建てられたMain棟(新築棟)で構成されていて、客室は既存棟・新築棟あわせて184。客室の平均面積は32㎡と、四条河原町の交差点から徒歩5分ほどという立地を考えると、かなりゆとりのある造りになっています。

8階ロビーフロアからの景観は必見!

では、施設内に入るとしましょう。ホテルのロビーは8階にあります。エレベーターから降りた瞬間に、大きな窓から東山の風景が迫ってきました。いやあ絶景です。窓を臨むかたちで配された、バーカウンターも素敵です。こちらは宿泊のゲストでなくても利用可能。ここで夕景を眺めながら1杯ひっかけて、夜の街に繰り出すのもいいんじゃないでしょうか。

photo by ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC

同フロアには、レストラン「Anchor Kyoto」が併設されています。料理は、京都の食材を、フレンチやイタリアンの技法を融合させた調理法で仕上げるメニューを中心に展開。朝食は、京都の食材をふんだんに使った、16品の小鉢が並ぶ限定30食の和食膳が人気です。

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筆者のおすすめは、オープンエアのテラス席! よほど寒かったり、暑かったりしない限りは、ぜひ利用してみたいところです。京都の風を頬に受けながら、特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょう?

photo by ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC

Main棟の「Classy」はワーケーションにもおすすめ

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さて、今回筆者はMain棟にステイ。今回、筆者が宿泊したのは、「しゃれた、高級な」を意味する「Classy」という客室です。東山の景色と調和したデザインがとても素敵! 窓に向かうようにソファが設置されているのもいい感じです。デスクも大きく、ワーケーション利用もいいかもしれません。

客室は、小学校の校庭として使われていた広場に面していて、のんびり寛ぐ人たちの姿が見えました。あ~、こういう時間の過ごし方もいいですよねぇ。ビジネスユースの客室や、65型の大きなテレビとバング&オルフセンのスピーカーを備えた、映画をテーマとした客室(その名も「シネマ」!)もあります。

宿泊者専用のラウンジ&パティオは大人のワンダーランド

photo by ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC

噂(?)の「Schoolhouse棟」も見学させてもらいました! 希少な近代建築文化の意匠が現代に引き継いだ客室棟には5タイプ20室がラインアップ。高い天井や大きな窓など、かつての教室の面影が残す客室は、初めて訪れるのにどこか懐かしい気持ちに。きっと、6年間、小学校に通ったDNAが刻まれているのでしょう。「Schoolhouse棟」のなかでも特に注目したいのは、アーティストとのコラボレーションルーム「Lab(ラボ)」です。アートのなかで眠りに付けるという客室で、異なるアートが施された客室は3室用意されています。

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公共スペースも個性的です。たとえば、道徳や礼儀作法を学んでいた、畳60畳が敷き詰められたその大広間「自彊室(じきょうしつ)」は、「リトリートルーム(Retreat Room)」として再生。体験参加型イベントや、まちとゲストとの交流場所としても利用していくそうです。

photo by ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC

もうひとつ大切なことをお伝えさせてください(笑)。Main棟の3階には宿泊ゲスト専用のラウンジ&パティオがあるのです! ソフトドリンクが無料でいただけ、時間帯によってはワインも飲めちゃいます。屋外のパティオにはファイアーピットがあり、こちらは年間を通して火が灯されるとか。また、ラウンジ内には、ブックディレクターの幅允孝氏が監修するライブラリーコーナーもありました。

至便な立地にありながら、目の前に高瀬川が流れていて風情たっぷり。ノスタルジックな建物と、大人の心をくすぐるホスピタリティ。また京都にひとつ、大人の上質な時間が過ごせる、素敵なホテルが誕生しました。

THE GATE HOTEL 京都高瀬川 by HULIC

住所:京都府京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2

電話番号:075-256-8955(代表)

https://www.gate-hotel.jp/kyoto/

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