「鎌倉殿」三浦一族で街おこし 横須賀の衣笠商店街で家紋入りグッズ販売 9月4日まで

洋食店Rakuyaの「和田義盛 侍所別当飯」

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で存在感を増している三浦一族ゆかりの地、神奈川県横須賀市のJR衣笠駅前の衣笠商店街で、一族にちなんだキャンペーンが9月4日まで開かれている。家紋の「三つ引両」をあしらったオリジナルグッズの販売などで、街おこしにもつなげたい考えだ。

 三浦義村や和田義盛を擁する三浦一族。居城だった衣笠城址(じょうし)が近くにある縁で、商店街では隔年で4月に「三浦一党出陣武者行列」が行われ、一族を顕彰してきた。

 キャンペーンには33店が参加し、「三つ引両」をあしらった今川焼きやバッグ、はんこなどのオリジナルグッズを販売するほか、割引サービスなども行う。

 洋食店Rakuya(ラクヤ)の「和田義盛 侍所別当飯」は(税込み800円、テイクアウト可)は鎌倉時代をイメージした雑穀米のおにぎりにハンバーグを添えた。マスターの実盛昇さん(58)は「名誉と所領のために突っ張って、最後は同族の義村に裏切られた。生きざまがいかにも鎌倉武士らしい」と義盛の魅力を語る。

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