《福井大雨》土砂災害の北陸道下り線は8月末解除見込み 上り線は10日解除見込み(8日現在)

NEXCO中日本は8日、福井県での記録的大雨災害により5日早朝以降通行止めとなっている北陸自動車道(敦賀IC~今庄IC間)について、上り線(敦賀・近畿方面)は10日(水)、下り線(武生・福井方面)は8月末頃との解除見通しを発表しました。

北陸自動車道では、福井県南越前町の敦賀トンネル坑口付近で大規模土砂流入が発生するなど上下線で計6か所被災し、復旧作業が行われています。
8日現在では、敦賀トンネル抗口付近の応急対策工事が続けられていて、道路区域内に約1千立方(大型ダンプトラック約200台分)の土砂が流入した上り線では、土留め作業が昼夜連続で続けられ、緊急車両のみ上下方向の通行が確保され、10日に通行止め解除の見通しです。
一方、約2万立方(大型ダンプトラック約4000台分)の土砂が流入した下り線では、6日の現地調査を踏まえ応急対策工事方針が決定し、走行車線の土砂撤去を優先し緊急車両用に1車線確保したのち、追越車線の土砂撤去および土留め作業の後、8月末頃に1車線での通行止め解除を目指しています。

なお、並行する国道8号および365号も、10日前後の暫定復旧見通しとなっていますが、近畿~北陸間については広域迂回が呼びかけられています。

© 合同会社交通時象社