明治大学理工学部ら研究チーム、ソファ型電動モビリティ「poimo」試作機開発

明治大学理工学部、宮城大学事業構想学群、東京大学大学院工学系研究科、東京大学大学院情報学環、法政大学デザイン工学部、株式会社メルカリは、ソファ型電動モビリティ「poimo(ポイモ)」のやわらかいコントローラと実用化に向けた試作機を開発した。

poimoは、人が持ち運べるくらい軽く、やわらかく安全で、どこでも乗り降り可能な新しい電動モビリティ。公共交通機関と目的地をスムーズに移動することを目的としている。インフレータブル(空気圧)構造により、ボディを軽量化。空気を抜く事で小さくたためる為、持ち運びに便利だという。

ソファ型電動モビリティ「poimo(ポイモ)」特徴

直感的なコントローラ

クッションの両端を同時に握ると直進、左右どちらかを握るとそれぞれ左右の旋回をする。柔軟材料を使用し、手で握るだけでなく、ネックピローとして首を預け、頭を傾けた方に車体を動かすという使い方も可能。

安定性の高いソファ型

丈夫な布地で作られた軽量板を5枚重ねる構造へ改良。電動車椅子用の駆動モジュールを採用することで、可搬重量や登坂性能、走行時間が改善された。

社会実装を進めるため、野外での走行実験を実施。同研究グループは、poimoシリーズの最新型として、実用化に向けたソファ型モビリティの試作機を開発。8月9日~8月11日にカナダ・バンクーバーで開催する国際会議SIGGRAPH 2022 Emerging Technologiesにて実証実験に関する報告と展示をする予定。

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