野村周平が、MBS、TBSほかで9月20日にスタートする「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」（MBS＝火曜深夜0：59、TBS＝火曜深夜1：28）に出演することが分かった。
真鍋昌平氏の人気漫画「闇金ウシジマくん」は累計2100万部突破。法外な金利で金貸しをする闇金融業者と債務者たちの人間模様や社会の闇を描き、「最高の社会勉強の教材」と評されてきた作品だ。2010年に山田孝之主演のテレビドラマで実写化され、その後、映画やスピンオフ作品も含めると10タイトル、約4年にわたって続いた実写版シリーズは、闇金・丑嶋馨とその仲間たち、彼らに金を借り闇に堕ちていく人間たちの姿を、時にコミカルに、時にハードに描き、禁断のテーマに挑んだ名作にして問題作として、人気を博した。
シリーズ待望の新章として誕生する本作の原作は「闇金ウシジマくん」と、丑嶋の宿敵・滑皮を主人公とした「闇金ウシジマくん外伝 らーめん滑皮さん」の2作品。本作の企画・プロデュースを手掛け、監督を務めるのは、実写版「闇金ウシジマくん」シリーズの生みの親である山口雅俊氏。映画のPart2から登場し、狂気に満ちた取り立てで視聴者を震え上がらせた、丑嶋の最大の宿敵・女闇金の犀原茜（高橋メアリージュン）を主人公に、女性でありながら非合法な金貸しとして生きる彼女がアウトローゆえにヤクザたちにつけこまれ、理不尽な要求を受けながらも裏社会で生き抜くさまが描かれていく。
野村が演じるのは、犀原の最大の宿敵となる象山彪。恐喝、オレオレ詐欺、売春、あらゆる犯罪に手を染める不良グループのリーダーで、目的のためなら残虐非道な行為も辞さない象山は、ヤクザにも引けを取らない極悪人だ。
野村は「今回、皆さまに愛される人気作品に参加することができとても光栄に思います。6年ぶりの新章ということで私自身テンションが上がっていましたが、高揚した思いそのままに少し悪い役を演じておりますので、皆さまに不快な印象を与えるかもしれませんが、そこは闇金シリーズのご愛嬌ということで何卒ご了承ください」とちゃめっけたっぷりにコメントを寄せている。
また、メインキャラクター大集合のビジュアルも完成。一癖も二癖もある面々の中に、常軌を逸した存在感で顔をのぞかせるのは、原作でも人気キャラであるあの“最凶怪人”肉蝮（にくまむし）。本作では、若手俳優の東啓介が肉蝮役を演じる。超人レベルの強さと肉体ですべての者を脅かす肉蝮は、ドラマの後半に登場。犀原たちとどういった関わりを見せるのか、ストーリー展開にも期待が高まる。
