原案・雨穴のヒューマンホラーサスペンス「何かおかしい」シーズン2の制作決定。浅利陽介、津田寛治らが出演

テレビ東京ほかで2022年4月クールに放送されていた連続ドラマ「何かおかしい」のシーズン2が全12話で制作決定。Paraviで8月12日午後9:00から先行配信がスタートし、毎月2話ずつ来年1月までにかけて順次配信されることが分かった。さらに、YouTubeテレビ東京公式ドラマチャンネル(https://www.youtube.com/c/tvtokyodrama)では、奇数話のみ無料配信される。

ドラマは、気にもとめていなかったささいな違和感が、後戻りできない生放送中のラジオという生々しい空間で恐怖に変わっていく、怖いが見逃せないヒューマンホラーサスペンス。原案は、インターネットを中心に活動するオカルトホラー作家の雨穴氏で、ストーリテラーとして出演もする。シーズン2では、舞台をラジオ番組の「オビナマワイド」から「オビナマワイド・ネオ」に移し、展開されていく。

このたび出演が発表されたキャストは、「オビナマワイド・ネオ」のプロデューサー・上村役の浅利陽介、ディレクター・土屋役の津田寛治、ミキサー・畑野役でシーズン1から続投となる松尾諭、若手作家の内山役の細川岳。そして、番組MC役で、いとうあさこ、大久保佳代子、平成ノブシコブシ・吉村崇、さらば青春の光、もう中学生が登場。番組アシスタント役を景井ひな、井上咲楽、中継レポーター役を日向坂46・上村ひなのが務める

浅利は「僕が演じる上村は、一見、楽しく番組を制作している、穏やかな空気をまとうプロデューサーですが、実は暗い過去を背負った一面があり、誰かにそのことを話すこともなく心に鍵をかけて日々を生きている人です」と紹介しつつ、「見どころは正義と悪が渾然(こんぜん)一体となり、判断のつけようがないところです。限りなく黒に近いグレーゾーンの人間描写をご覧いただければと思います」と見どころを語っている。

また、津田は「本作で僕は、舞台となるラジオ局のディレクター役として参加したんですけど、撮影方法が目を見張るものでした。ラジオブースとサブに十数台のカメラを設置して、それを一斉に回しながら、本当の生ラジオ放送さながらに撮るのです」と本作ならではの撮影方法に驚き、「前回は地上波ラジオ番組の設定でしたが、今回はネット局に変わりましたので、コンプライアンスぎりぎりのエグいことばかり。臨場感ハンパない不条理劇、どうぞお楽しみに!」と、さらにパワーアップしたことをアピールしている。

そして、主題歌はシーズン1に続き、三浦透子が歌う「intersolid」に決定。三浦は「先の見えない、どこにたどり着くか分からないらせん階段を登ったり降りたりするイメージで歌った曲です。不安と高揚が入り混じったような不思議なメロディーが、このドラマにとってよいスパイスになればと思っています」と楽曲に込めた思いを伝えている。

あの大炎上でラジオ局ごと潰れた「オビナマワイド」がまさかの復活。「オビナマワイド・ネオ」という番組名で、インターネットラジオのサイバーネットでリニューアルする。舞台はネット生配信中のラジオブース。第1回のゲストは、世界に誇れる日本人映画監督・河園。サプライズ企画で中継が盛り上がる最中、番組スタッフがSNS上のある書き込みに気が付く。それは「#赤いてるてる坊主」という少々意味不明な投稿だった――。

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