カンニング竹山、部活動の地域移行で「俺みたいなおじさんが野球部任されて問題になる」

8日放送の『たまむすび』(TBSラジオ)で、お笑いタレントのカンニング竹山が、中学校部活動の地域移行についての問題を語った。

番組では、「週刊ニッポンの空気」のコーナーで、公立小中学校を中心とした教師の長時間勤務問題について扱った。

この長時間勤務の負担のひとつといわれているのが部活動での指導だが、最近は負担軽減のために部活動を、地域住民や民間のスポーツクラブなどに任せる「地域移行」をしようという動きが起きている。

しかし、ライターの望月優大氏は「民間のスポーツクラブなので、お金がある人が行ってくださいとなる」と、地域移行を安易に行うと、家計が厳しい家の子供が部活動に関われなくなる可能性もあると指摘し、「根本的には子供にはお金をちゃんと使おう、そこに尽きると思うんですよね」と地域ごとに公的な資金援助が必要とした。

続いて竹山は仮に地域住民が民間で部活動をやった場合の問題について「例えば、俺みたいなおじさんが野球部任されて『よし、強くするぞ!』って。『俺はぶん殴られて育ったんだから、お前らこの野郎!』みたいな、そういうおじさんが出てきて問題になることもあるじゃないですか(笑)。熱くなりすぎちゃって」と体罰指導者が現れるのではないかと指摘。「『今、教育って違うんですよ』って。その人を教えなきゃいけないというのがあるかもしれない」と別の教育が必要になる可能性もあるとした。

しかし、教師不足や長時間勤務については早急の対応が求められる問題ということで竹山は、「人選をどうするか、あと、お金をどうするか、簡単な問題ではないけど、それ考えないとね、先生がいなくなると子供が困る訳だから」と話した。

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