大雨被災地に倉敷市が職員派遣 新潟、山形県の3自治体支援へ

7日に倉敷市阿津防災備蓄倉庫で行われた出発式

 3日からの大雨で大きな被害が出ている被災地を支援しようと、倉敷市は新潟、山形県の3自治体に職員計6人を派遣した。西日本豪雨での経験を生かし、災害廃棄物の処理などをサポートする。

 派遣先は新潟県の村上市と関川村、山形県飯豊町。倉敷市によると、いずれも大規模な浸水に見舞われ、大量の災害ごみが生じているという。環境省の災害廃棄物処理支援員制度に登録している職員もおり、現地では手順や分別方法を伝える。

 このほか、土のう袋1万8千枚、マスク2万7千枚、飲料水のペットボトル(500ミリリットル入り)2400本などの物資も送る。7日に倉敷市阿津防災備蓄倉庫(同市児島阿津)で出発式を行った。職員は当面、現地に滞在する。

 市防災危機管理室は「西日本豪雨の際に全国から寄せられた支援への恩返しとともに、早期の復興へ力になれれば」としている。

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