友人から突然の絶縁 「これ以上関わると自分の指を切り落とす」と宣言 「イニシェリン島の精霊」公開決定

「スリー・ビルボード」のマーティン・マクドナー監督による最新作「イニシェリン島の精霊」が、2023年1月に日本公開されることが決まった。

舞台は本土が内戦に揺れる、1923年のアイルランドの孤島であるイニシェリン島。島民全員が顔見知りの平和な小さい島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずだった友人コルムから、突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由はわからない。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる。

パードリックを演じるのは、「ニュー・ワールド」「ザ・バットマン」などのコリン・ファレル。マクドナー監督とは「ヒットマンズ・レクイエム」「セブン・サイコパス」に続き、3度目のコラボレーションとなる。コルム役には「ヒットマンズ・レクイエム」でもコリン・ファレルと共演したブレンダン・グリーソン。さらに、「聖なる鹿殺し」「エターナルズ」のバリー・コーガン、「スリー・ビルボード」のケリー・コンドンが共演する。

8月31日から開幕する第79回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で、ワールドプレミア上映される。さらに、9月8日から開催のトロント国際映画祭での北米プレミアも決定している。

予告映像ではパードリックとコルムの才気に満ちたセリフの応酬とともに、喜劇と悲劇のはざまを揺れ続ける2人の姿が切り取られている。

【作品情報】
イニシェリン島の精霊
2023年1月 TOHOシネマズ シャンテほか ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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