〈動画あり〉40回記念、盛大に復活 柿崎時代夏まつり

 祭りイベントとして3年ぶりとなる「第40回柿崎時代夏まつり」が6日、柿崎コミュニティプラザ前駐車場で行われた。同実行委員会主催。
◇初のモトコンカーニバル
 40回記念として今年は開会前のプレイベントで、2輪(バイク)と4輪(車)の「モトコンカーニバルin柿崎」を初めて実施。県内外から46台がエントリーし、来場者が好きな車に投票し、順位を決めた。

1960年代以降の車が並ぶ。現役で乗られている
年代もののバイクにファンの視線が集中

 1960年代から年代ものの車両が並び、ファンが盛んに写真を撮っていた。これまで糸魚川などでのイベントに訪れていたという柿崎区の齋藤優雅さん(25)は「柿崎でこういうイベントが開かれてうれしい。古いものを保ち続けているオーナーの努力と、直している職人さんの努力のたまもの」とファン目線で話した。
 1963年産の「MG:MGB mark―Ⅰ」を約60年所有している上越市の山崎勝己さん(62)は「天候のいい春と秋に主に走らせている。この車で北海道や諏訪湖にも出掛けている」と紹介した。
◇会場で供養し合戦を再現
 夕方から夜にかけては子どもたちによる戦国水鉄砲合戦、北頸城かつぎ桶胴連による勇壮な太鼓演奏、柿崎和泉守景家公の供養法会、武者出陣の儀、柿崎軍対北条軍による合戦再現、ふれあい音頭輪踊りなどに大勢が訪れ、盛り上がった。
 楞厳寺(柿崎区芋島)の石黒英龍住職を招き、初めてという会場での供養を実現し、小山慶実行委員長(45)は「古里の英雄である景家公を供養し、古里への感謝を柿崎時代夏まつりの中で表現できたらと思っていた。50周年に向け、柿崎区がより一体となるような祭りを目指していきたい」と話した。

柿崎軍対北条軍の「三分一原の戦い」再現

 

来場者による「ふれあい音頭」輪踊り

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合戦再現の動画 

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