「選手、監督、保護者らにありがとう」興南、悔しい敗戦 拍手でエール 夏の甲子園

阪神甲子園球場に駆け付けた興南の応援団=8日、兵庫県・阪神甲子園球場(比嘉大熙撮影)

 8日、第104回全国高校野球選手権大会の1回戦が行われ、沖縄代表の興南が市立船橋(千葉)に5-6で惜しくも敗れた。3年ぶりに有観客で行われている夏の甲子園。一塁側アルプススタンドは、ブラスバンドの音色とともにメガホンやスティックバルーンをたたく音が響き、興南カラーのオレンジ色に染まった。

 保護者やチームメートだけでなく、関西在住の県出身者らが甲子園球場に駆け付けた。声を出しての応援はできないが、拍手などでナインにエールを送った。

 試合は、興南が三回に5得点すると、アルプススタンドも押せ押せムード。同校3年で応援団長の新垣仙一さん(18)は「チャンスで打てている。甲子園でも緊張せずにプレーをして、すごい」と選手たちをたたえた。

 だが、試合は八回に追い付かれると、九回裏にサヨナラ負けを喫した。

 九回裏に登板した安座間竜玖選手の母典子さん(46)は、最後に死球を当ててしまった息子に、「この悔しさを経験して、またはい上がってくると思う」と期待。「本当にみんな全力を尽くした。選手、監督、保護者らみんなにありがとうと言いたい」と感謝した。

(運動部・比嘉大熙)

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