【アディダスが取り組むSDGsって?】企業としての目標から現在の取り組み、サステイナブルな商品について紹介します 

アディダスとは?

アディダスは世界的なスポーツブランドです。数々のプロスポーツ選手やスポーツをする方に愛用されているため、アディダスの商品を使ったり目にしたことがある方も多いと思います。そんな信頼のおけるスポーツブランドとしてのイメージが強いアディダスですが、実は昔からサステイナブルな商品の開発に力をいれてきたことをご存じでしょうか?

本記事ではそんなアディダスが行っているSDGsへの取り組みについて、目標から取組事例、サステイナブルな商品についてまで紹介していきます。興味がある方は是非最後までご覧ください。

アディダスが掲げるSDGsの目標

ここからはアディダスが掲げるSDGsに関する目標について、紹介していきます。

リサイクルプラスチックの割合を高める

出典:photo-ac.com

アディダスでは商品の生産に関わるバージンプラスチックの割合を減らして、リサイクルされたプラスチックの利用率を高めることを目標にしています。アディダスでは海洋プラスチックゴミなどを非常に問題視しているため、プラスチックの削減はSDGsで解決したい目標の中心におかれています。

具体的には2024年までに商品の生産に使われるリサイクルプラスチックの割合を100%にすることを掲げています。また、その際にはリサイクルされたプラスチックから作られたことが分かる『Prime Green』や海洋プラスチックゴミを活用した『Prime Blue』のラベルが付けられるそうです。

リサイクルしやすいようデザインを変更

出典:prtimes.jp

商品のデザインを刷新して、履かなくなった靴のリサイクルがより簡単になる仕組みを作ることを計画しています。2030年までに『デザイン一新によりプラスチックごみをゼロに!』という目標をたてています。

生分解プラスチックの導入

出典:shop.adidas.jp

2030年以降はリサイクルプラスチックだけでなく『生分解プラスチック』を利用して商品を作ることを目標にしています。

生分解プラスチックとは本来自然では分解されないプラスチックを、微生物などが分解できるようにされた新しいプラスチックであり、これらの利用が現在のプラスチック問題の改善に役立つと期待されています。

生分解プラスチックは発展途中の技術ですが、アディダスでは近い将来これらの生分解プラスチックの導入を積極的に進めていく予定です。

アディダスが行うSDGsの取り組みについて

ここからは具体的にアディダスが行っているSDGsの取り組みについて紹介します。

adidas x Parley

出典:prtimes.jp

アディダスでは環境保護団体『Parley for the Oceans』と協力して、海洋プラスチックゴミを原料として商品を作るといった取り組みをしています。海洋プラスチックゴミは回収、洗浄、加工の段階を経て、シューズや衣服を作るための原料にすることが出来るのです。

現在アディダスでは『adidas x Parley トレーニングウェア』がこういった海洋プラスチックゴミを再利用して作られた素材で作られており、これらの商品におけるリサイクル資源の使用率は75%以上にもなります。これらのリサイクル資源は非常に通気性が良く、パフォーマンスが良いそうです。

Run For the Oceans

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Run For the Oceansはアディダスが主催している海洋環境保護活動を支援するためのイベントです。具体的には、Run For the Oceansに参加した方が1キロ走るごとにParley Ocean Schoolsの教育プログラムに1ドルが寄付される仕組みになっています。Run For the Oceansはこれまでに300万人以上が参加しています。

サステイナブルな商品の紹介

ここからはアディダスが既に販売しているサステイナブルな商品について紹介していきます。

PRIME BLUE(プライムブルー)

出典:shop.adidas.jp

PRIME BLUE(プライムブルー)の商品は、海洋プラスチックゴミからリサイクルされた素材を40%以上使用している製品です。リサイクル素材ではありますがPARLEY OCEAN PLASTICと呼ばれる高性能のポリエステル織糸で出来ているため、性能面も非常に良いとされています。しかしPRIME BLUE(プライムブルー)の商品はPRIME GREEN(プライムグリーン)の商品に比べてラインナップが少ないといった特徴があります。

PRIME GREEN(プライムグリーン)

出典:shop.adidas.jp

PRIME GREEN(プライムグリーン)の商品は、バージンポリエステルを一切使っていない商品のことです。スタンスミスなどのスニーカーや衣類など幅広いラインナップがあるので、PRIME BLUE(プライムブルー)の商品に比べて種類が豊富で選びやすいといった特徴があります。

まとめ

いかがでしたか。アディダスではSDGsに関する取り組みを積極的に行っていることが分かりましたね。特に脱プラスチックに関する取り組みには非常に力を入れていて、2030年以降は生分解プラスチックの導入を進める目標を掲げています。今後はアディダスがスポーツブランド界におけるSDGsのリーダー企業になっていく可能性が高いですね。本記事が皆様の参考になれば幸いです。

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