争いなくすため、私たちにできることは? 「オンライン子ども平和会議」

「オンライン子ども平和会議」の参加者(日本生協連提供)

 被爆体験の継承や核兵器廃絶について学ぶ「オンライン子ども平和会議」が7日あり、子どもたちが平和な世界の実現を目指して意見交換した。
 日本生活協同組合連合会(日本生協連)などが主催する「2022ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」の一環。「平和会議」は、子どもたちが自分の住む地域から平和について考えるきっかけにと、2015年から開催。今年は全国の小学3年から大学生までの計56人が参加した。
 参加者は広島と長崎の被爆の実相を学習した後、5人ずつの班に分かれ「争いをなくすために私たちにできること」をテーマに話し合った。
 班ごとの意見は、「平和な世界を実現するために、平和について学び、考えを持ち寄る」「被爆者の話や被害にあった物から恐ろしさを伝える」「世界中に平和の大切さと核兵器の恐ろしさに関心を持ってもらうために発信し続ける」などとするアピール文にまとめられた。
 アピール文は、広島と長崎から選ばれた4人が、8日にオンラインであった「ナガサキ虹のひろば」で発表した。


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