東北の日本海側 11日(木・祝)にかけて記録的大雨のおそれ 土砂災害や河川の増水など厳重警戒

11日(木)午後6時までの48時間予想降水量

 東北を中心に11日(木・祝)にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要だ。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。

10日(水)午前9時の予想天気図

 前線が、華北から北日本へのびている。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北を中心に大気の状態が非常に不安定となっており、青森県では記録的な大雨となっている所がある。前線は向こう1週間程度、北日本に停滞する見込み。

大雨・雷・突風

10日(水)午前10時と11日(木)午後3時の雨の予想

 東北では、非常に激しい雨の降っている所があり、土砂災害、浸水害、洪水害の危険度が非常に高まっている所がある。東北を中心に11日(木・祝)にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。

<10日(水)夕方までの予想雨量(多い所)>
 東北 200ミリ
 北陸 100ミリ
 
<その後、11日(木・祝)夕方までの予想雨量(多い所)>
 東北 100~150ミリ
 北陸 50~100ミリ

予想される24時間雨量

 東北では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、北陸では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。その後も雨が降り続き、東北の日本海側を中心に、雨量がさらにに増えるおそれがある。また、より広い範囲で記録的な大雨となる可能性がある。
 東北では、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。ひょうが降ることも予想されるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。

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