大麦で耕作放棄地復活へ 上越JCサステナブル上越委員会  今秋、ビール発表  ネーミング募集

 上越青年会議所のサステナブル上越委員会は昨年から、上越市内の耕作放棄地活用で大麦の栽培を開始。10月に「上越発クラフトビール」の発表を予定しており、8月30日までネーミングの投票を呼び掛けている。
 持続可能なまちづくりをテーマに活動している同委員会。過疎化・高齢化に伴い増加している耕作放棄地の活用を目指し、大麦の栽培と加工品利用に伴う販路拡大をテーマに掲げている。

厳しい冬を越え、大きく育った大麦を収穫した委員会メンバー(6月、上越青年会議所提供)

 地元企業に大麦を用いた農産加工品の開発を呼び掛けるとともに、同委員会として妻有ビール(十日町市)にビール醸造を依頼。市内でせん定したサクラの葉で香り付けするなど、初の試みを盛り込む。
 10月22日に直江津ショッピングセンターエルマール(同市西本町3)で開く「はばたけ! 大麦フェスティバル」でネーミング、ラベルデザインとともに披露する予定。農産加工品を物産展形式で販売する他、大麦を使ったギョーザの皮でギョーザ作り体験会も開く。
 樋口健太委員長は「大麦栽培、ビール醸造の取り組みを継続し、大麦を使っていただける協力企業も増やしたい」と夢を描く。
 ネーミングの候補は5点。投票は1人1回で、同会議所ホームページ内の投票フォームから参加可能。

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