相鉄・東急直通線 二俣川─目黒間は627円 国交相に運賃の認可申請 新線建設で加算運賃上乗せ

完成したレールを走る軌道モーターカー=2022年7月22日、新横浜駅

 2023年3月の開業を予定している新路線「相鉄・東急直通線」を巡り、相模鉄道(横浜市西区)と東急電鉄(東京都)は9日、直通線区間の運賃設定について、国土交通相に認可申請したと発表した。距離に応じた基本運賃に加え、相鉄新横浜線の羽沢横浜国大─新横浜の区間は40円、東急新横浜線の新横浜─新綱島の区間は70円が、それぞれ加算運賃として上乗せされる。

 相鉄・東急直通線は羽沢横浜国大と新横浜、新綱島、日吉の4駅を主に地下で結ぶ約10キロの区間。加算運賃は、新線建設などにかかった設備投資費用の一部を回収するのが目的という。

 例えば、二俣川─目黒間のICカード運賃は、627円。従来の横浜駅経由より156円割高だが、所要時間は16分程度短縮されて約38分となるという。

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