横浜銀行(横浜市西区)は9日、8日に発生したシステム障害が9日未明に復旧したと発表した。勘定系システムの不具合によって、一部店舗のATMやインターネットを使った他行への振り込みなどが一時的にできなくなり、約7600件の取引に影響が出た。
NTTデータ(東京都)が構築し、横浜銀など5行が共同利用しているシステム「MEJAR(メジャー)」で店舗情報を変更した際、設定処理に不具合があったのが原因。一部のATMが停止し、入出金ができなくなる事態も起きていたという。
約7600件の内訳は、他行宛ての振り込み取引が約4700件、他行から横浜銀宛ての振り込み取引が約2900件。大半は9日中に処理を終えた。
同行は「多くのお客さまに大変なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」としている。