永野芽郁、親友の遺骨と旅に出る 魂の片割れを失った喪失感や怒り抱え 「マイ・ブロークン・マリコ」予告

9月30日から劇場公開される、タナダユキ監督、永野芽郁主演による、平庫ワカの同名コミックの映画化作「マイ・ブロークン・マリコ」の、本予告映像が公開された。

本予告映像は、シイノ(永野芽郁)が親友だったマリコ(奈緒)の遺骨を、学生時代から虐待し続けた父親(尾美としのり)から強奪し、2階から飛び降りて逃げるシーンからはじまる。顔の傷跡が痛々しい笑顔で「シイちゃんとずっと一緒にいる」と語るマリコとの思い出を胸に、「今度こそ私が助ける」とマリコの遺骨を抱え、シイノは走り出す。

ひとり取り残されてしまったシイノが思い出したのは、“まりがおか岬”のポスターを笑顔で指差し、「行ってみたいね」と語るマリコの姿だった。牛丼をたいらげたシイノは、「だから行こう、ふたりで」と優しく笑いかける。道中は多難で、ひったくりにあい、さらにマキオ(窪田正孝)にシイノが怒鳴る姿も映し出される。そして、「アタシ、何度もあの子のことめんどくせぇって」と思いながらも、「私には正直あんたしかいなかった」と語るシイノの姿も切り取られている。

「マイ・ブロークン・マリコ」は、2019年にオンラインコミック「COMIC BRIDGE」で連載された平庫ワカの作品を原作とした映画。原作は毎話SNSでトレンド入りし、メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞するなど、大きな反響を呼んだ。主人公・シイノトモヨを演じるのは、「地獄の花園」「キネマの神様」「そして、バトンは渡された」の永野芽郁。マリコを奈緒が演じるほか、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊が出演する。日本映画監督協会新人賞を受賞した「百万円と苦虫女」のほか、「ロマンスドール」「浜の朝日と嘘つきどもと」などのタナダユキがメガホンをとる。

【作品情報】
マイ・ブロークン・マリコ
2022年9月30日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ/KADOKAWA
(C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会

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