ネクスコ中日本「北陸道通行止め解除」メール誤配信 8月9日に交通情報サービスで

大雨の影響で土砂に覆われた北陸自動車道。上は敦賀トンネル=8月5日、福井県敦賀市(共同通信社ヘリから)

 中日本高速道路(ネクスコ中日本)は8月9日、交通規制中の北陸自動車道について、「通行止めが解除された」という誤った内容のメールを配信したと発表した。「システム障害による誤送信」としている。

 誤配信があったのは交通情報提供サイト「アイハイウェイ」で登録した人に通知するサービス。9日午前8時42分から10分間、上りの武生IC(インターチェンジ)―敦賀IC間と、下りの敦賀IC―今庄IC間で「通行止めが解除されました」という2種類のメールを配信した。

 同社名古屋支社によると、システム障害で通行止め情報がサイトに一時的に表示されなくなり、システムが通行止め解除と誤認識しメールが送信されたという。福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)には受信した人から「メールを見て北陸道に向かった人もいるのでは」との投稿が寄せられた。

 同社金沢支社の公式ツイッターでは5日にも、北陸自動車道の通行止め解除の誤情報を複数回掲載した。名古屋支社の広報担当者は取材に「原因を調査し、再発防止に向け適切に対応していく」と説明した。

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